週刊プレイボーイ編集部

2014年入社。週刊プレイボーイ編集部に所属しながら、集英社オンライン編集部も兼務。紙・Web問わず、日々何かしら同時並行で企画を進めています。“旧M-1”直撃世代なので、学生時代はお笑いに夢中で、高校生のころから舞台に立って漫才や大喜利をしていました。芸人さんと仕事をさせていただく機会も多く、最近ではWeb企画「とろサーモン久保田の立ち飲み人生相談」を立ち上げ。お酒で炎上経験のあるM-1王者がほろ酔いで暴言&名言を連発しているので、お悩みのある方、刺激を欲している方はぜひご投稿ください。

INTERVIEW

私の仕事紹介

「週刊プレイボーイ」では特集記事や連載コラムを担当。毎週さまざまな切り口で時事ネタを記事にしています。千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希選手が完全試合を達成する1か月前に作成した「佐々木朗希の“球史に残る1年”を見逃すな!」、カタールW杯決勝トーナメント前に作成した「W杯ジンクス『カタール大会は“アディダス勢”が優勝説』」など、スポーツを扱うことが比較的多いです。また、週刊誌業務と並行して、単行本の企画・制作も行ないます。これまでに浅田舞写真集『舞』、浅田真央オフィシャルフォトエッセイ『また、この場所で』、新庄剛志日めくりカレンダー『まいにち、楽しんじょう! 新庄剛志の開運BIGBOSS語録』などを担当。元アスリートのグラビア写真集から現役プロ野球監督の日めくりカレンダーまで振り幅は大きいですが(笑)、アウトプットのカタチに制限がないのはこの部署ならではだと思います。

この仕事がアツい!

サッカー日本代表・堂安律選手の初著書『俺しかいない』は、編集・構成を担当した思い出深い一冊です。日本代表に初招集される前から始動し、5年近く続いた週刊プレイボーイの連載コラム「堂安律の最深部」の集大成。ヨーロッパにいる堂安選手とビデオ通話を駆使して、数時間におよぶ1対1の取材を隔週ペースで継続しました。シーズン中の現役選手がこの距離感、この頻度で向き合ってくれるのは極めて異例のこと。サッカーのスキルはもちろん、ギラギラと燃えたぎる野心、軽妙洒脱で当意即妙のトーク、愛くるしい末っ子キャラを持ち合わせ、1聞いたら100返してくれる堂安選手でなければ成立しない企画でした。『俺しかいない』は、逆境を乗り越えてW杯で2ゴールを叩き込んだ若きアスリートの成長譚。『ドラゴンボール』でたとえるなら、孫悟空が超サイヤ人になるまでを描いた一冊です。発売後には、少年少女200人を集めた特別授業イベントを開催。“堂安先生”の背後には日本代表10番のユニフォームが……。有言実行し続ける男の生き様を、ずっとずっと追い掛けたいと思います。

SCHEDULE

  • 10:00

    『ダイアン公式ファンブック』ビジュアルページロケのため、現場入り。

    ジャージ姿でサッカーをするダイアンのおふたり。この撮影後、私は阪神園芸のごとく校庭をトンボ掛けしました。
  • 12:00

    “卒業アルバム”がコンセプトのため、元々小学校だった施設で学ランや体操服を着て撮影。

  • 15:00

    予定よりも早く撮影終了。メイク落とし中のダイアンさんと鏡越しに次回取材の打合せ。

  • (中略)
  • 18:00

    古舘伊知郎さんと小説『喋り屋いちろう』出版記念イベントの事前打合せ。

    初小説刊行を記念したトークショー&サイン会は、"古舘節"炸裂で大盛況。「あと5分です」というカンペを渋々出しました。
  • 22:00

    帰宅。藤浪晋太郎の防御率をチェックして深夜1時ごろ就寝。

MESSAGE

就活生へのメッセージ

テレビ、ラジオ、動画配信サービス、映画、広告など、出版業界以外を志望する方も多いはず。私もそうでした。漠然とものづくりに興味のある方にこそ、週刊誌や単行本の編集者はオススメです。まず何よりもひとつの企画に携わる人数が他業種に比べて少なく、すべては編集者次第。テレビの仕事にたとえるなら、総合演出からアシスタントディレクターまで、編集者がひとり何役も担うイメージです。映像や音声でアウトプットする機会も増えたいま、出版社で実現できない企画はひとつもないはず。誰もが「まさか」と驚く面白い企画を、集英社で一緒につくっていきましょう!

※2023年9月に取材した内容です。