PROFILE

2014年入社。りぼんを経て、現在、別冊マーガレット。はじめて読んだマンガは、種村有菜先生の『神風怪盗ジャンヌ』です。以来、少女マンガが大好きになり、編集者を志すようになりました。趣味は、ミュージカル・演劇鑑賞と、あまりうまくないですが料理をすることです。好きな映画は、『クール・ランニング』。猫を2匹飼っています。

※メッセージは2020年11月時点の内容です。

01

私の仕事紹介

現在の担当作は、『うちの弟どもがすみません』、『消えた初恋』、『シンデレラ クロゼット』、『ひなたのブルー』、『僕は小さな書店員。』などです。
おもな仕事内容は、各作家さんとの打合せ、スケジュールの調整です。その他、コミックスカバーのデザインをデザイナーさんに依頼したり、SNSのプロモーションについて考えたり、記事の原稿を書いたりといった作業もあります。
作家さんとの打合せは、このようなご時世なので、おもに電話やビデオ通話です。コロナ以前は、地方に出張に行って、作家さんと直接打合せをしたりお食事したりするのが楽しみだったので、いまは少し寂しいです。その分、長電話することが増えました。
作家さん方は、毎月、42ページ分の真っ白なスペースを、面白い内容と素敵な絵で埋めるという、本当に大変なミッションを背負っていらっしゃるので、できるだけ創作意欲を刺激できるような話を、と思っています……が、実際は、最近観て面白かったドラマやマンガの話など、雑談が多くなりがちです。

02

仕事の魅力

一番楽しいのは、作家さんと一緒にキャラクターについて考えているときです。
ヒットするマンガの条件のひとつに、登場人物が魅力的かどうかということがあると思います。とくに少女マンガは、派手なアクションシーンなどもないので、キャラクターがいかに可愛いか、かっこいいかが非常に重要でして……どうしたらキャラクターにファンがついてくれるかをずっと妄想しています。
例えば、受験のエピソードだったら、「模試の結果が悪くて悩んでいる時に、男子がこんな事を言ってくれたらキュンとするよね」とか、「あえて厳しい事を言ってくれるのが本当の優しさだったりして……」とか。逆に、「いつもかっこいい彼の恥ずかしい一面が見えるような事件を起こしてギャップを見せるのもあり!?」などなど……。
作家さんとの打合せで、“これは読者の皆さんにもキュンキュンして頂けるに違いない!!”という展開が見つかったりすると、とてもワクワクします。

SCHEDULE

10:00

在宅勤務開始。前日に新人作家さんから送っていただいたネームを読んで、打合せの準備をします。

11:00

打ち合わせの電話(2件ほど)。

13:00

昼ごはんをつくります(この日はツナとしそのパスタ)。猫のお腹に顔を埋めて、やる気をチャージ。

14:00

デザイナーさんとコミックスカバーのデザインについて電話で打合せ。

15:00

連載の作家さんからネームが届くので、すぐに読んで、電話で打合せ。

複数の作品を担当しているので、たまに混乱することもありますが、それぞれタイプの違う作品なので、いつも新鮮な気持ちで向き合えます。

16:00

出社。カラー扉の色校正をします。

少女マンガはキャラクターの肌の色がとても大事なので、イメージ通り印刷されているかどうかをチェックします。

17:00

POPやSNS用のムービーなど宣伝物の内容をチェックします。

18:00

夕飯を食べに行きます(この日は冷かけうどんとかしわ天)。

18:30

コミックスの帯のラフを描いたり、アオリを考えたりします。

20:30

帰宅。猫にご飯をあげ、洗濯機を回します。

21:00

連載作家さんと再び電話で打合せします。

22:00

業務終了。

03

入社後、変化したところ

個人的には、2回ターニングポイントがありました。
最初は、編集部に配属されてすぐです。マンガはたくさん読んできたつもりでしたが、映画や小説などは不勉強で、先輩と比べて自分の知識の浅さが恥ずかしかったです。
慌てて脚本の講座に通ったり、物語を構造的に捉えるよう意識するようになりました。しかし今度は、理屈や理論に縛られて、作家さんとの打合せもあまり盛り上がらなくなってしまい……。そんなとき、当時の副編集長から、「澤田は打合せの電話をしていると、たまにニヤニヤしていて気持ち悪い。いつもその感じで行けばいい。」とアドバイスをもらいまして……。そこで、自分が、目の前のネームが脚本のセオリーに当てはまっているかばかり気にして、そもそも作家さんが楽しく描けているか、自分が面白いと思うかといった観点が抜け落ちていたことに気づきました。
理屈と感覚のバランスをとるのは非常に難しいのですが、いまは、打合せのときの楽しさが、そのまま読者の皆さんに届くよう意識しています。