内定者の就活ふり返り

内定者5名のリモート座談会に加え、全員にアンケートを実施。後輩のためならばと、本音で語られた言葉からは、きっと勇気やきっかけをもらえるはず!!

01 CROSS TALK

2021年4月に入社予定の
内定者のうち5人が、
エントリーから
面接までをプレイバック。

例年以上に波瀾万丈となった就活を終えていま思うことを、本音で語ってくれました。

まずは、就活をはじめた時期や経緯を教えてください。

B子:私が就活を意識したのは、大学3年生になった頃。各社のインターンの情報がオープンになり、実際に参加してみたんです。書類を書いたり面接を受けたりするのが、よい練習になりましたね。その後、3年生の1月くらいから本格的に自己分析や企業研究をはじめました。

D美:私は大学院に進学したんですが、当初から2年後は博士課程に進まず就活することを考えていました。第1希望は、出版業界。でも、ダメだったときのことを想像すると怖くて……。いろいろな仕事を見てみようと、“1分野1企業”と決めて、ほぼ毎週インターンへ。「世の中には面白そうな仕事がたくさんある!」と気づいて、憧れの出版社にも挑戦することを決意できたんです。

A男:僕も大学院に入ったけれど、就活について考えはじめたのは修士1年の冬。集英社のESが公開された頃に、ようやくスタートを切った感じでした。もっと早く始めればよかったとも思う反面、時間がなかったことでかえって火がついた部分もあったかも。

E太:分かる! 僕も、同じタイミング、4年生の年明けに就活をはじめました。教員免許を取るために、3年生の夏休みは教育実習に集中。その後は、年末までサークル活動をしていて。周りの友達は、教員の道へ一直線、という人がほとんどだったから、本とネットの情報が頼りの就活で、孤独を感じたこともありましたね。

C介:実は、僕にとっては今回が2度目の就活。大学3年生の夏、病気で入院することになって、予定していたインターンも全部キャンセルせざるを得なかったんです。1度目の就活は、スタートから出遅れてしまったので、“来年のリハーサル”と思って受けることに。思いがけない状況に悔しい思いもしたけれど、本番の年に準備万端で臨めたのはよかったかな。

いよいよ選考開始。エントリーした社数やESを書く際に気をつけたことは?

D美:私は6社にエントリーしました。ESを書くうえで心がけたのは、“自分の言葉で書くこと”。特に出版は言葉を扱う業界だから、好きな本や気になったニュースについて、ありきたりな単語ではなく、自分の中からひねり出した表現で伝えることを目指したつもりです。

E太:僕は、5社にエントリー。ESには、随所に、いま自分が興味をもっていることを散りばめました。集英社以外のコンテンツについても熱く書いていたら、後々面接でつっこまれてドキッとしたことも(笑)。結果的には、正直な気持ちをぶつけられてよかったと思うけれど。

C介:書類選考を通過することだけじゃなく、その先の面接で触れてもらうことを意識するのは大切かもしれないよね。僕は、自分のしたい話につながるネタを書くようにしていました。ESを出したのは9社だったかな。

B子:私は、自分のいろいろな面を見せられるように工夫していました。真面目でおとなしそうと言われるけれど一人カラオケに行く、とか、歌舞伎鑑賞が趣味だけれどアイドルも大好き、とか。大学の就活支援センターの方やOBの方に添削をしてもらって、14社に出しました。

A男:僕も、大学で添削をしてもらったな。家族や友達に見せて、“自分らしいESかどうか”をジャッジしてもらったのも役に立ちましたね。エントリーしたのは、19社。勉強してきたドイツ文学の話や留学中のエピソードを中心に、ザッと書いて、毎日読み返して、どんどん直して。締め切りの1週間前には提出するようにしていました。

B子:すごい! 私は、締切当日の投函でした。集英社のESはボリュームがあったり手書きだったりと大変だったけれど、創造性が問われる欄が多くて、書いていてワクワクしたのを覚えています。

私の就活グッズ紹介

C介:
「自分の機嫌をよくし、いかに調子に乗せられるか」が重要と考えたC介。選んだのは、プレミアム価格で取り引きされている鉛筆と、海外オークションで購入した万年筆。選ばれし筆記用具で書くと、場を問わず、よいことを書いた気にさせてくれたり、上等な文章に見える気がするとか。面接では話題にも上らなかったが、香水も忘れずつけていたそう。

D美:
緊張しがちな気持ちを落ち着かせるために、D美がいつも持ち歩いていたのが、香水。昨年の春、中学時代からの友人が就職を決めたため、お祝いを買いに行った際に出会ったもので、D美にとっての、縁起物。リアルな面接で、ことのほか強く香ってしまっては印象がよくないとも懸念し、腰のあたりにつけて臨んだのだとか。

続いて、筆記試験に進むはずが、新型コロナウイルスの流行により、予定が大幅に変更。今回は、Webテストと、3次面接時にペーパーテストが行われました。前年度と大きく異なる選考方法となりましたが……。

E太:Webテストに関しては、参考書で勉強をしていたので乗り切れました。時事問題や漢字といった、出版社独自の問題が出るテストがなくなったと思ったときは、気が抜けかけてしまって。その後、3次面接で実施するとわかって焦りましたね(苦笑)。

C介:僕の中では、去年も試験を受けた感触から、Webテストの時点で「これで終わるわけないよね⁉」という予感が(笑)。社会や経済に関する堅いニュースに目を通すのはもちろん、ネットニュースと深夜ラジオで、エンタメ系のポップな情報もインプットするようにしていました。

A男:僕は、時事問題に関しては、またまた“家族・友達大作戦”(笑)。周りに、注目している人や出来事について聞くことで、知識を増やせた気がします。

B子:いろんな人に得意ジャンルの話を聞くと、ヒントをもらえるよね。私も、ファッションや外国人アーティストについて教えてもらったな。そのほか、朝の情報番組もチェックしていました。対策が足りなかったのは、漢字。もっと勉強しておくべきだったと反省……。

D美:漢字は、やれば点が取れるから勉強しておいたほうがいい。私は、そう思って準備していたはずだったんですが、突然のペーパーテストにやっぱり動揺してしまって。こういう場面では、自分を落ち着かせることのできるグッズやルーティンを用意しておくべきだな、と痛感。それ以降、勝負日には、お気に入りの香水を少しつけて行くようにしました。

その後、面接試験は、2次まではオンライン形式、3次からは対面形式で進行。予期せぬ展開の中、大変だったことや自分のなかで大切にしていたことを振り返ると?

A男:オンライン面接には、自分の思うようなタイミングで面接が開始できなかったり、相手と視線を合わせて話のリズムをつかむことができなかったりと、難しい部分もいっぱい。僕はどちらかというと苦手でしたね。

D美:私も。機械に疎いので、途中で回線トラブルがあったらどうしよう……と不安だった!

E太:僕は、メリットもあると思ったな。話しながら画面で時間を確認できる、とか。東京から離れた場所に住んでいるので、移動せずにすんだことも助かりました。

C介:オンライン面接だと、背景を選べるのもポイントだよね。僕は、いつも自分の部屋が映るようにしていたんです。好きな本やCDがぎっしり詰まっているので、何かを拾ってもらえたらいいな、と。自分をアピールする材料を増やせたのはプラスだったかも。

D美:私が大事にしていたのは、ただ好きなものを挙げるだけではなく、それに自分がどういう影響を受けたかというところまで掘り下げて考えておくこと。そうすることでオリジナルのエピソードを用意できたし、オンラインでも対面でも話すことができました。

B子:面接は緊張の連続だったけれど、自分が興味を持っていることについてプロの方とお話するのはすごく楽しかったです。私は、一度、好きなものについて聞いていただいたのに、固有名詞を度忘れして、5秒くらい沈黙してしまったことがあって。 それ以降は、好きな本、マンガ、映画、音楽、芸能人などのリストと面接で聞かれたことをまとめて、パソコンに保存するように。対面面接では、マスクをしていても分かるくらいの笑顔を見せることも心がけていましたね。

最後に、就活の経験を踏まえて、後輩へメッセージをお願いします!

C介:「好きなことを仕事にできるほど甘くない」なんて言葉もあるけれど、僕は「好きじゃないことで勝負できるほど甘くない」と思うんです。就活の時間を楽しんで、自分の“好き”を思い切りぶつけてみてください!

B子:私も、“好き”という気持ちを追求するのが一番だと思います。ESでは情熱を冷静に分析すること、面接ではそれをまた熱く語ることが大事なのかな、って。就活は、自分で自分と向き合ったり、面接で自分を評価してもらったり……内側からも外側からも自分を見つめることのできた、貴重な経験でしたね。

E太:僕は、営業志望なので、就活を“自分という商品をPRする場”と考えていました。「こんな経験をしてきました」という事実に加えて、「それが集英社にこう役立つと思います」というビジョンまで含めた自己分析をしておくと、話せる幅が広がるんじゃないかな。

A男:就活を成功させるには、特別な経歴や才能をアピールするべき、みたいに考えがち。でも、無理して飾らなくても、誰にでも素の自分の中に語るべき個性があるはず。それを、“つくり出す”のではなく“見つけ出す”ことが大切だと思います。

D美:私は、就活に成長させてもらえたな、と思っているんです。ES、筆記、面接、と選考が進むたびに、「ここで働きたい」「絶対次に進みたい」「もっと企画を練ってみよう」という思いがふくらんで。私の場合は出版社を受けるのに勇気が必要だったけれど、いま思えば、エントリーする時点で完璧である必要はないのかもしれない。途中で必ず、勉強したり準備したり、自分なりの努力をするのだから、未来の自分に期待をして、一歩踏み出してみてもいいんじゃないかな、と思います。

私の就活グッズ紹介

E太:
筆箱並みに大きい、スマホ用のモバイルバッテリーを愛用していたE太。就活に関するメモや面接用の問答集などは、すべてスマホのメモアプリに記していたため、バッテリー保持は死活問題だったとか。東京に行く移動時間も考慮し、5~6回のフル充電をこなせる大容量を選択。自然と安心感も生まれ、非常によい買い物だったと大満足。

A男:
就活中、A男がお守りにしていたのが、ドイツ語版『海辺のカフカ』。ドイツ語は、高校生の頃から学び続け、通訳ができるレベルまで身につけたこともあり、自分を語るのに外せない要素のひとつ。大きくて少し重くても、就活中は、いつもバッグに忍ばせていたそう。ほかの誰も持っていないと思うと、その重みが自信につながっていたのだとか。