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最も危険なアメリカ映画 『國民の創生』から『バック・トゥ・ザ・フューチャー』まで

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著者

著者:町山 智浩

あらすじ・概要

暴走するアメリカ民主主義──その「原型」はハリウッド映画の中にあった!

「トランプ現象」は突然起きたものではない。それは言うなればアメリカ建国のときからの「病巣」であり、それを誰よりも鋭く見抜いていたのが映画人たちだったのだ

いま、映画を語らせれば右に出る者はいない町山智浩がその蘊奥を尽くして語る「映画から見たアメリカの病理」。その深層に触れたとき、あなたはきっと戦慄するであろう。

本書の目次より
人種差別に火を付けた「史上最悪の名画」◆『國民の創生』
「アメリカの大義」に利用された人々◆『滅びゆく民族』
ディズニー・アニメが東京大空襲を招いた?◆『空軍力の勝利』
封印された「戦場の英雄たち」◆『光あれ』
スプラッシュ・マウンテンは「奴隷制」の世界だった?◆『南部の唄』&『クーンスキン』
アメリカ・ショー・ビジネス史の汚点とは◆『バンブーズルド』
黒人教会爆破事件から始まった大行進◆『4リトル・ガールス』
石油ビジネスがもたらした「狂信」◆『エルマー・ガントリー』&『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
アメリカン・ドリームに踊らされる人々◆『何がサミーを走らせるのか』
かくして「民意」は捏造される◆『群衆』
リバタリアンたちは今日も「アイン・ランド」を読む◆『摩天楼』
メディアと広告代理店と政治のトライアングル◆『群衆の中の一つの顔』
今も続くマッカーシズムの呪い◆『影なき狙撃者』
独裁者は民衆の喝采から生まれる◆『オール・ザ・キングスメン』
インディの帝王が命懸けで撮った「最も危険な映画」◆『侵入者』
こうして歴史は改変される◆『フォレスト・ガンプ』&『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

【著者略歴】
1962年、東京生まれ。映画評論家。早稲田大学法学部卒業。「宝島」「別冊宝島」などの編集を経て、1995年に雑誌「映画秘宝」(洋泉社)を創刊。その後、アメリカに移住し、現在はカリフォルニア州バークレイ在住。
『〈映画の見方〉がわかる本』『ブレードランナーの未来世紀』(ともに洋泉社)、『トラウマ映画館』『トラウマ恋愛映画入門』(ともに集英社)など著書多数。TBSラジオ「たまむすび」レギュラー。
ブログ「映画評論家町山智浩アメリカ日記」
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