あらすじ・概要

「怒りなど負の感情はどう処理すべきか」
「他人に迷惑をかけなければ何をやってもよいのか?」
「人は『老い』にどう向き合うべきか?」

……人生には、さまざまな場面で直面する答えの出ない難問がある。その超難問を「人間の常識にとらわれた視点」でなく「人生の真理に照らした視点」で見るとどうなるか。
人類の永遠の疑問とも呼べる27の難問に宗教研究の第一人者である著者が答える!

上記の他に……
●世の中の不平等はなぜ存在するのか?
●「正直」は最善の選択なのか?
●国や立場が違っても変わらない正義は存在するか?
●人の気持ちはなぜ変わってしまうのか
●美しさの基準が人によって違うのは何故か?
●戦争はこの世界からなくならないのか?
●欲望は人間の生きるエネルギーになるか?
●科学と宗教は相容れないものか?
●資本主義を認めるなら弱肉強食、適者生存は正しいことか?
●本当の友とは?
●人生に意味や意義はあるか?
●死は怖ろしいものか?
など、27の超難問への答えは、おそろしく残酷なものも、ふと心が軽くなるようなものもさまざま。いま迷い悩んでいる人、生きづらさを感じている人はもちろん、手元に置き人生の節目節目に手に取るたび、新たな気づきがあるはず。

著者略歴
1936年、大阪府生まれ。60年、東京大学文学部印度哲学科卒業。65年、同大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程修了。気象大学校教授を経て、大正大学客員教授。「仏教原理主義者」を名乗り、本来の仏教を伝えるべく執筆、講演活動を中心に活躍している。ペンネームの「ひろさちや」は、ギリシャ語の 「愛する=フィロ」と、サンスクリット語の「真理=サティヤ」から。『こんな長寿に誰がした! 』『終活なんておやめなさい』など著書多数。