書誌情報

集英社文庫

道絶えずば、また

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著者

著:松井今朝子

あらすじ・概要

江戸中村座。立女形三代目荻野沢之丞が、引退を決めて臨んだ舞台で、奈落へ落ちて死んだ。大道具方の甚兵衛が疑われたが、後日首を吊った姿で見つかる。次に沢之丞の次男・宇源次が、跡目相続がらみで怪しまれた。探索にあたる北町奉行所同心・薗部は、水死体であがった大工の筋から、大奥を巻き込んでの事件の繋がりに気づくのだが……。多彩な生き様のなかに芸の理(ことわり)を説く長編時代ミステリー。