書誌情報
集英社文庫
生きて候 下
著者
あらすじ・概要
慶長の役における蔚山城の戦いや露梁津の海戦での武功により、政重の名は全国に鳴り響いていた。美しく己の命を使い切れ――養父・長右衛門の遺した言葉を胸に、政重は数多の召し抱えの誘いを断り、「徳川どのに戦を挑み、武辺者の意地をまっとうしたい」と、宇喜多秀家の新座衆として天下分け目の合戦に臨むことを決意する! 武辺に生き、義に殉じた男の波瀾万丈の半生を描く戦国巨編。
第八章 君が形見とつつみてぞゆく
第九章 一度の負けは敗けにあらず
第十章 壮士ひとたび行きて
第十一章 わが戦いくさ、いまだ終らず
第十二章 間近き春ぞ風強くとも
第十三章 義に殉ずるは
最終章 ただゆくりなく生きて候
あとがき
