集英社文庫
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2006年1月20日発売
660円(税込)
文庫判/352ページ
ISBN:4-08-746004-5
2015年12月4日発売
著:安部龍太郎
倉橋長五郎政重は、徳川家御先手組にあって、無敵の大業“鬼落とし”で知られた槍の名手。家康の名参謀・本多正信の次子にして槍奉行・倉橋長右衛門の養子だが、故あって秀忠公の近習を斬り捨て徳川家を出奔。意地と野心を胸に秘め、慶長の役に身を投じる。前田利家の密命を帯び朝鮮半島に渡った政重だが、そこは人心を捨てねば生き延びられない修羅場であった。
第一章 堪忍ならざる趣あり第二章 地を叩きて慟哭す第三章 来援遅からじ第四章 散りのまがひに家路忘れて第五章 命ふたつなき身なりせば第六章 友よ忘るることなかれ第七章 わが道は蒼天にあり