書誌情報
集英社文庫
国家と音楽家
著者
あらすじ・概要
ナチスに翻弄されたフルトヴェングラーとカラヤン。ムッソリーニに抵抗したトスカニーニ。スターリン圧政下を生き抜いたショスタコーヴィチとムラヴィンスキー。愛するが故に母国ポーランドを離れた名ピアニストたち――戦争と革命の時代、世界的名声を得た作曲家や演奏家は「音楽の力」を信じて権力者と対峙した。激突、妥協、沈黙、亡命、偽りの服従……極限状態での生きざまを描く、音楽家たちから見た戦争と革命の現代史。
はじめに
第I章 独裁者に愛された音楽
第II章 ファシズムと闘った指揮者
第III章 沈黙したチェロ奏者
第IV章 占領下の音楽家たち
第V章 大粛清をくぐり抜けた作曲家と指揮者
第VI章 亡命ピアニストの系譜
第VII章 プラハの春
第VIII章 アメリカ大統領が最も恐れた男
終 章 禁じられた音楽
あとがき
CD一覧
略年表
参考文献
