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集英社文庫

「0825」に私たちは殺され続ける あるロヒンギャ夫婦の物語

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著者

著:今泉千尋

あらすじ・概要

2017年8月、ミャンマーのある村が焼き払われた。ヌール、モハマド夫妻は、恐ろしい目にあいながらも子供たちを連れてバングラデシュの難民キャンプにたどり着く。しかしそこにも差別と暴力は存在する。望んだ場所で平穏に暮らしたいだけなのに、その願いは叶わない。ふたりはお互いを思い合うほどに、すれちがっていく――。9年にわたる現地取材を経て書き下ろされた、史実に基づく緊迫の物語。

プロローグ 「0825」の大虐殺 二〇一七年八月
隣国へ ヌール 二〇一七年十月
ここにはいない人たち ユヌス 二〇〇〇年
友情と殺し合いの歴史 アウンミン 二〇一二年三月
夜の集会 ユヌス 二〇一六年八月
猟奇的な殺人事件とありふれた痴話喧嘩 アウンミン 二〇一六年十月
襲撃 ユヌス 二〇一六年十月
ムスリムを罵る僧侶 アウンミン 二〇一六年十月
“聖戦”再び ユヌス 二〇一七年八月
汚れた女 ヌール 二〇一八年一月
アルサの再始動 ユヌス 二〇一八年一月
女を辱めた男は報いを受けるべき ヌール 二〇一八年六月
憎しみに終わりがあるのかは、神のみぞ知る ユヌス 二〇一八年六月
私は妻を殺したくない モハマド 二〇一八年六月
望まれない赤ん坊 ライラ 二〇一八年六月
帰還のデモ モハマド 二〇一八年十一月
つかの間の安寧 ヌール 二〇一八年十二月
失神 モハマド 二〇一八年十二月
女性に性教育をする少女 ライラ 二〇一八年十二月
ヤバの貯蔵庫の家 ユヌス 二〇一九年五月
空が壊れても本当のことは言えない アイシャ 二〇一九年六月
殺人者の初陣 ユヌス 二〇一九年六月
戦士になったユヌスとアウンミン
病 ヌール 二〇二〇年一月
神に背いた男 モハマド 二〇二〇年一月
キラーマスターと裏切り者 ユヌス 二〇二〇年八月
娘の匂い ライラ 二〇二〇年八月
浮気者 ヌール 二〇二〇年八月
最後の旅 モハマド 二〇二〇年八月
私たちの運命はナフ川に浮かぶ小舟のようなもの ヌールとモハマド 二〇二〇年八月
僕たちはあの虐殺を認めたい アウンミン 二〇二一年八月
オーバの秘密 リナス 二〇二一年八月
母と娘の内緒話 ライラ 二〇二一年八月
エピローグ ユヌスはアラカンの夢を見る
謝辞