書誌情報

集英社オレンジ文庫

大江戸恋情本繁昌記 巻ノ弐 ~蔦重と意地の本~

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試し読み

著者

著:ゆうきりんイラスト:AiLeeN

あらすじ・概要

令和に生きる若手女性編集者・小桜天は、大御所時代小説家ともみあううちにトラックに轢かれた。そのはずみに、なぜか江戸時代にタイムスリップ! 江戸時代でも生きるため、「地本問屋・浅倉堂」で本づくりに携わることになるのだが、天の同居人おふゆが書き、葛飾北斎の娘・栄が絵をつけた戯作『転生御七振袖纏』が、江戸っ子たちの心をとらえて大ヒット! 歌舞伎化(メディアミックス)の話も舞い込んでくる。一方、花見の席で北斎が死んだはずの蔦屋重三郎を見たと言い出し、おふゆは男色もの――現代で言うところのBL――を書きたいと言い出してきて。江戸のメディアミックスとBL本、そしてとっくに死んだはずの蔦重。果たして、それぞれの行方はいかに――!?

第壱話 花見幽霊
第弐話 己丑火事
第参話 蔦はからまる
第四話 おふゆの忍事
第伍話 検め男塩
第六話 歌舞伎化かし
第七話 恋情本『湯花宿場侠客赤ノ菊』
[巻末付録] 『大江戸恋情本繁盛記 ~O-EDO パンケーキ~』