書誌情報
集英社オレンジ文庫
大江戸恋情本繁昌記巻ノ弐 ~蔦重と意地の本~
著者
あらすじ・概要
「蔦重」は生きていた!?
歌舞伎化&BL本作りに挑む天に忍び寄る「蔦重」の影――!?
令和に生きる若手女性編集者・小桜天は、大御所時代小説家ともみあううちにトラックに轢かれた。
そのはずみに、なぜか江戸時代にタイムスリップ!
江戸時代でも生きるために「地本問屋・浅倉堂」で本作りに携わることになるのだが、天の同居人おふゆが書き、葛飾北斎の娘・栄が絵をつけた戯作『転生御七振袖纏』が、江戸っ子たちの心をとらえて大ヒット!
歌舞伎化(メディアミックス)の話も舞い込んでくる。
一方、花見の席で北斎が死んだはずの「蔦屋重三郎」を見たと言い出し、おふゆは男色物――現代で言うところのBL――を書きたいと申し出てきて。
江戸のメディアミックスとBL本、そしてとっくに死んだはずの蔦重。果たして、それぞれの行方はいかに―――!?