書誌情報

集英社オレンジ文庫

金襴国の璃璃 奪われた姫王

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著者

著:後白河安寿イラスト:真崎はるか

あらすじ・概要

大陸に住む者は、金、水、木、火、土のいずれかの属性を持ち、胸もとに印を宿して生まれてくる。だが、神王から金属性を引き継いだ金襴国の王族として生まれながら、璃璃は印を持たない『無属性』。つまり、生まれながらにして落ちこぼれの姫だった。しかし、跡継ぎには兄がいるため問題にはされず、蝶よ花よと愛される日々を過ごしていた。ところが、父王と王太子の兄が立て続けに流行り病で亡くなる。すでに母も亡く、璃璃は幼い頃に決められた婚約者・翠璋と結婚し、即位することになるも彼に嵌められ、兄殺しの罪を着せられる。従者の蒼仁と出奔した璃璃は、翠璋の謀略を暴いて国を取り戻すべく、過酷な運命に立ち向かう!

第一章 木の簒奪 金の夢魔
第二章 金の覚醒 水の加護
第三章 水の恋慕 火の試練
第四章 火の団結 土の解呪
第五章 木の暴挙 金の帰還