書誌情報
集英社コバルト文庫
鎌倉盛衰記≪二≫ 空耳の恋唄 頼家私伝
著者
あらすじ・概要
建久九(一一九八)年、木曾義仲の娘で十七歳の文殊は、長女の大姫を亡くした北条政子の世話のため、京から鎌倉へやってきた。住まいは大姫が住んでいた小御所。秋なのに桜の花びらが舞うその庭で、文殊は桜の精霊のような少年と出会った。その人こそ、源頼朝の嫡男・頼家。彼の命で、名を桜子と変えた文殊は……。激動の時代に消えた悲恋を描く歴史ロマン。※イラストは収録されていません。
不思議桜
風の道
かげろう
冬の鼓動
迷い子たち
罠へ
紅蓮
修善寺ものがたり
空耳の果て
あとがき
