書誌情報

集英社文庫(海外)

ポケットマスターピース12ブロンテ姉妹

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著者

著者:ブロンテ姉妹解説:桜庭 一樹訳:侘美 真理訳:田代 尚路

あらすじ・概要

三姉妹よ、逆境に向かえ!

ヴィクトリア朝期に教師として働きながら執筆した作家姉妹、シャーロット、エミリ、アン。
自由と平等への強い意志、内に秘めた激しさ、社会を俯瞰する眼…ともに磨きあげたそれぞれの個性は、今もなお鮮明に輝く。(解説/桜庭一樹)

桜庭一樹=編
編集協力=侘美真理

【収録内容】
詩選集(エミリ)
ジェイン・エア 抄(シャーロット)
アグネス・グレイ(アン)
解説 桜庭一樹
作品解題 田代尚路/侘美真理
ブロンテ姉妹著作目録
ブロンテ姉妹主要文献案内
ブロンテ姉妹年譜

【著者について】
ブロンテ,シャーロット (1816.4.21-1855.3.31)
ブロンテ,エミリ (1818.7.30 -1848.12.19)
ブロンテ,アン (1820.1.17-1849.5.28)
イギリスの作家。イギリス北部ヨークシャーの牧師夫妻のもとに生まれる。シャーロットは三女、エミリは四女、アンは五女。
幼いときに母を亡くし、三姉妹は長男のブランウェルと一緒に想像の世界に遊び、詩や散文を書き始める。
1846年、三姉妹合同詩集を自費出版するが、各々カラー、エリス、アクトンという、女性とはわからない筆名だった。
以後三者三様の個性と素質を備えた作品を刊行。

桜庭一樹(さくらば・かずき)
小説家。1999 年に「夜空に、満天の星」(『AD2015隔離都市 ロンリネス・ガーディアン』と改題)で第1 回ファミ通エンタテインメント大賞に佳作入選。
〈GOSICK〉シリーズ、『推定少女』『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』などが高く評価され、注目を集める。
2007 年『赤朽葉家の伝説』で第60 回日本推理作家協会賞、08 年『私の男』で第138 回直木賞を受賞。
近著に『ファミリーポートレイト』『製鉄天使』『道徳という名の少年』『伏 贋作・里見八犬伝』『ばらばら死体の夜』
『ほんとうの花を見せにきた』『このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集』などがある。

侘美真理(たくみ・まり)
1976 年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科
博士課程単位取得満期退学。現在、東京藝術大学音楽学部言語芸術講座准教授。
専門はヴィクトリア朝小説、1840 ─ 80 年代に書かれた幽霊を主題とする小説及び短編の研究など。
共著書に『ブロンテと19 世紀イギリス』(大阪教育図書)、『村上春樹「かえるくん、東京を救う」英訳完全読解』(NHK 出版)など、
共訳書にピーター・バリー『文学理論講義─新しいスタンダード』(ミネルヴァ書房)がある。

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)