書誌情報
集英社文庫(日本)
宿無し弘文スティーブ・ジョブズの禅僧
著者
あらすじ・概要
女優、中嶋朋子が読んだ、胸がキュッとなった。
「生きるということに丸裸で向かい合い〝自分の往く道〟その上に、ただひたすらに坐した人、乙川弘文───」(解説)
「スティーブは、十日に一度は真夜中までうちにいたわ」と、乙川弘文の元妻は語った。スティーブ・ジョブズが師と仰ぎ、アップル社の思想に禅境の閃きを与えた僧侶・弘文。だが、彼は"禅道無宿"、自ら願って地獄に堕ちた。高僧か? 破戒僧か? そして不可解な死───。欧、米、日、夥しい関係者の証言からその死の謎に迫る渾身のノンフィクション。第六十九回日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。