2026.10.15
創刊から20年。“全ページ面白い”を追い続けてきた「ジャンプSQ.」
マンガだけでなく、特集記事や小説なども掲載し話題をさらった創刊号

重版で話題となった創刊号表紙は、掲載作やタイトルを多数載せない、潔く新鮮なデザイン
「ジャンプSQ.(スクエア)」の創刊は、2007年11月。同年6月の「月刊少年ジャンプ」の休刊をきっかけに、一部の作品を引き継ぎながら、単なる後継誌ではなく、新しい月刊マンガ誌をつくるという発想で、その歴史が始まりました。
作家陣の顔ぶれは幅広く、創刊号には藤子不二雄Ⓐ氏のエッセイマンガ『PARマンの情熱的な日々』、や原作・森田まさのり氏×漫画・小畑健氏でタッグを組んだ読切作品『HELLO BABY』と二人の対談記事を掲載。少女マンガで活躍してきた神尾葉子氏も『まつりスペシャル』で少年マンガ誌デビューを飾りました。その後も荒木飛呂彦氏の読切『岸辺露伴は動かない ―六壁坂―』を掲載するなど、従来の少年マンガ誌の枠にとらわれない誌面づくりを進めていきました。
誌面にはマンガだけでなく、小説や占い、人生相談、書店へのインタビュー、海外マンガや声優の紹介記事なども登場。新しい月刊マンガ誌への期待は大きく、創刊号が重版されるという快挙を成し遂げました。
数々のヒット作とともに歩んだ20年

美麗なタッチで描かれる魅力的なキャラクターや、読み応えのあるファンタジー要素の強い作品が名を連ねる
2009年には『青の祓魔師』(加藤和恵・著)が連載を開始し、コミックス7巻発売時には『ジャンプSQ.』初のコミックス初版100万部を記録。その後も、『双星の陰陽師』(助野嘉昭・著)、『終わりのセラフ』(鏡 貴也・原作、山本ヤマト・漫画、降矢大輔・コンテ構成)、『この音とまれ!』(アミュー・著)、『怪物事変』(藍本 松・著)、『ダークギャザリング』(近藤憲一・著)など数々のヒット作を輩出してきました。現在は、『極楽街』(佐乃夕斗・著)や『ファントムバスターズ』(ネオショコ・著)なども新たに人気を集めています。
2009年から17年間にわたって連載された『新テニスの王子様』(許斐 剛・著)は、テレビアニメや劇場版アニメ、ミュージカル、実写映画などもヒットさせ続けてきた、多彩なメディアミックスの先駆け的存在です。物語は『ジャンプSQ.』2026年8月発売の9月特大号で完結し、同誌初のCD付録なども大きな話題を呼びました。同号は重版が決定し、創刊号とその翌号以来、19年ぶり3度目の重版を記録しています。

国内シリーズ累計発行部数6,000万部を超える『テニスの王子様』シリーズ。「週刊少年ジャンプ」にて『テニスの王子様』を、「ジャンプSQ.」にて『新テニスの王子様』を連載し、合わせて約27年にわたるシリーズ連載が完結
読み応えと“全ページ面白い”を大切に、創刊20周年へ
少年マンガならではのエンタテインメント性に加え、複雑な人間関係や重いテーマ、作家の画力を生かしたビジュアル、ダークな世界観のファンタジーなど、じっくり楽しめる作品を届けてきた「ジャンプSQ.」。現在は20代が読者のボリュームゾーンで、性別を問わずマンガを読み慣れた層からも支持されています。
創刊から20年を経ても、目指すのは“全ページ面白い”雑誌。20周年のさまざまな企画とともに、新しい作家や作品を読者へ届けながら、「ジャンプSQ.」ならではの魅力を発信し続けます。