2025.11.17

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アメリカ大陸初のマンガ展「Art of Manga」、サンフランシスコのデ・ヤング美術館にて開催!

Artwork (from top left to bottom right)
©Fujio Akatsuka; ©Rumiko Takahashi/Shogakukan; ©PAPIER/Jirō Taniguchi, Masayuki Qusumi, FUSOSHA; ©Mari Yamazaki, Tori Miki/Shinchosha; ©Hirohiko Araki & LUCKY LAND COMMUNICATIONS/Shueisha; ©Kazumi Yamashita/KODANSHA LTD.; ©Gengoroh Tagame/Futabasha Publishers Ltd.; ©Fumi Yoshinaga/HAKUSENSHA, Inc.; ©Eiichiro Oda/Shueisha; “Hinemosu notari nikki” ©Tetsuya Chiba/Big Comic (Shogakukan)

来場者数、ショップ売上ともに過去最高のスタートとなった注目の原画展

9月27日(土)、サンフランシスコのデ・ヤング美術館でアメリカ大陸初の大規模なマンガ展「Art of Manga」がオープンしました(会期は2026年1月25日<日>まで)。初日の来場者数は過去最高の8324名を達成、多くのオリジナルグッズを揃えたミュージアム内ショップの売上は過去20年間で最高額と、大盛況のスタートを切りました。

※デ・ヤング美術館 2000年以降の記録

日本を代表する8名の作家の原画を中心に、689点が一堂に集結

荒木飛呂彦氏と尾田栄一郎氏の展示コーナー

出版社・スタジオの垣根を越えて企画されたこの展覧会では、現代日本を代表するマンガアーティストの原画を中心に689点を展示。個別セクションでは 8名の作家——荒木飛呂彦、尾田栄一郎、高橋留美子、田亀源五郎、谷口ジロー、ヤマザキマリ、山下和美、よしながふみ各氏の作品を展示し、友情やセクシュアリティ、人間の本質といった多彩なテーマを紹介しつつ、それぞれの物語世界と創作過程に焦点を当て、今日の世界におけるマンガ文化の影響力と未来への可能性を探ります。また、展示の導入部では現在のマンガの基礎を築いた赤塚不二夫、ちばてつや両氏の作品を紹介しています。

様々な体験イベントやグッズ販売も実施

「ONE PIECE ONLY: How Manga is Made」展の様子

12月6日(土)には『ランド』『世田谷イチ古い洋館の家主になる』の山下和美氏をはじめ、美術館のキュレーター、編集者、業界のクリエイターたちが登壇し、芸術としてのマンガの可能性やその未来について語るパネルディスカッションが開催されるなど、さまざまなイベントも予定。
また、本展とは別のエリアで、『ONE PIECE』の制作工程の細部を紹介する「ONE PIECE ONLY: How Manga is Made」展を会期中、無料開催中です。この展覧会は、2024年10月~2025年1月に東京・立川市「PLAY! Museum」で開催された「ONE PIECE ONLY」初の巡回展で、実際の印刷に使われた刷版の展示や工場のダイナミックな映像により、著者・尾田栄一郎氏の手から生まれた物語が、何百万部もの単行本に進化していく過程をたどります。
このほか展覧会と関連し、作画体験イベントや限定デザインのグッズ販売、マンガが読める読書ルームなど見どころが満載です。
日本のレジェンド作品を一挙に堪能できるこのような機会をはじめ、様々な取り組みを通じて、進化しつづけるマンガの魅力をこれからも国内外に発信していきます。

サンフランシスコ デ・ヤング美術館「Art of Manga」

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