2021.11.15

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伝統ある集英社の少女・女性マンガの進化を目指す、創意に満ちたアプリ「マンガMee」

集英社の少女・女性マンガを網羅する「マンガMee」

1955年の「りぼん」創刊から現在に至るまで、60年以上もの間、日本の少女・女性向けマンガの文化を牽引してきた集英社。恋愛もののイメージが強いかもしれませんが、『ベルサイユのばら』『ちびまる子ちゃん』といったメガヒットが代表するように、大河ロマン、ギャグ、スポーツ、アドベンチャー、ホラーなどさまざまな分野で名作を生み出してきました。その豊かなコンテンツをデジタル時代にふさわしいプラットフォームで提供するべく、満を持して、2018年11月に立ち上げたのが、アプリ「マンガMee」です。

マンガの「M」に、「enjoy(楽しい)」「experience(体験)」「easy(簡単)」「everyday(毎日)」「emotion(心躍る)」「evolution(革新)」といった言葉の頭文字 “e” を組み合わせ、新しいマンガ体験をもたらしたいという思いを込めたネーミング。

その一番の特徴は、歴代のレジェンド作品から最新作まで、集英社の少女・女性マンガが読み放題であること(一部有料)。もちろん「りぼん」「マーガレット」をはじめとした雑誌の定期購読も可能です。

注力のオリジナル作品からヒット続々!

ポータルアプリとしての役割を果たしつつ、力を入れてきたのがオリジナルの連載マンガ。ドラマ化されて話題を呼んだ縦スクロールマンガ『サレタガワのブルー』、男性読者も引きつける『鬼獄の夜』など、従来よりも広い領域の作風のオリジナル連載が多数生まれています。

作品の網羅性、チケットシステム、シンプルでわかりやすい操作性に加えて、読者の閲覧傾向からオススメ作品を提示するレコメンド機能も、オリジナル連載を支える強みです。

こういった努力が実を結び、サービスの立ち上げから3年経った現在、「マンガMee」はアプリのプラットフォームであるGoogle Play、App Store共に高評価を獲得、ユーザー数を順調に伸ばしています。

新人作家発掘の場となる女子向けマンガ投稿サイト「マンガMeets」

一方で、マンガ媒体の恒久的な課題である新人発掘にも、独自の努力を続けています。「オンラインなら気軽に自作マンガを投稿しやすいのでは」と考え、2020年8月に立ち上げたのが、投稿サイト「マンガMeets」です。

「マンガMeets」投稿作には、編集者がコメントなどでリアクションできるほか、編集者からの“担当希望申請”を投稿者が承認すればマッチング成立…という、デジタルの特性を生かしたユニークな建て付け。すでに「マンガMeets」で見出されて「マンガMee」で連載が始まった作家も登場して、新人発掘・育成の大切な場になっているのです。

時代に合った方法で、少女・女性マンガの世界を広げ、魅力を伝える

より多くの人たちにマンガの魅力を伝えるために、動画コミックス形式で配信するYouTubeチャンネル番組の制作にも力を入れています。

「マンガMee」のYouTube公式チャンネルでは、マンガ動画やボイスコミックを配信しています。加えて、連載作『目の付けどころがディープでしょ』をYouTubeアニメ化して配信したりなど、これまでとは違った方法でマンガを提供する取り組みを積極的に行っているのです。

ローンチから丸3年、その役割は多岐にわたってきた「マンガMee」ですが、変化し続けることがアプリの役目です。今後も基本である、オリジナル作品でのヒット創出に取り組みつつ、上記YouTubeや縦スクロールなど、時代に合った新しい取り組みにもどんどん挑戦していきます。「この1作を待っていた」と読者に思っていただける作品をお届けするために。

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