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5秒日記
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あらすじ・概要
『日記は1日のことをまるまる書こうとせずに5秒のことを200字かけて書くと書きやすい。日々をすごしたっきりにして忘れてしまう贅沢もすてきだけれど、私は貧乏性だから、家のちょっとした瞬間を残して覚えてわかっておきたいと思うのです』そんなつぶやきから生まれた、エッセイスト・古賀及子氏の人気連載がついに書籍化! 高校生の息子、中学生の娘との3人での暮らしの様子や、自身の心の機微を書きとめる日記エッセイ。電子書籍版では、イラストレーター・芦野公平氏による挿絵をフルカラーで掲載!
5秒のことを200字で書く
2023年
7月・本当に夏休みみたいだと、気づくとどうにも照れくさく、照れ隠しにどんどん食べた
8月・離れ離れになるんだなと、本来まったく感じる必要のない別れに悲しみがわく
9月・あると思ったポストはたいてい無い
10月・ベランダのすぐ向こうを鳩が飛んで、「プー」と鳴いた
11月・自分という生き物に、また一歩肉薄することができた
12月・残りの人生、あと何回マヨネーズを買うだろう
2024年
1月・これは極めつきに、ともに暮らす人らしい人としての一言ではないか
2月・意味もなく独特な遊びが発生し、盛り上がる
3月・愛よりも現実的に、遠くどこか、同じ空の下にいる人の存在を思う
4月・誰もが入学式みたいにお祝いされる、これが桜の力だ
5月・願ってもいない夢が、生きているだけで次々と叶う
6月・できないことが、もはや私にプライドを感じさせてくれるのだ
7月・どうも照れくさくて後ろを振り返れない
12月・ださいものを許したい、愛したいと言ってしまってもいいか
2025年
1月・せめて道に、散歩の犬がいないか探す
2月・あの人って実はああなんだと、人の裏側に気づくように驚いた
3月・そろそろ私は名前をつけるぞと、思うがまだ遠慮が勝つ
4月・ずっとずっと、瞬間の味がする
5月・こんな日がくるとは、夢にも思わないことだ
6月・なかなか意外で、人間の運命だなと思う
7月・見るべき部分が一瞬で拡張した
8月・細かすぎる夢の機微
9月・3千円返してください 母より
10月・宇宙に打ち上げられることになった果物の気持ち