集英社の本

雑誌

書籍

コミックス

書誌情報

ホーム社

ラーメンと瞑想

試し読み

ご購入

デジタル版を購入する

※書店により取り扱いがない場合がございます。

著者

著:宇野常寛

あらすじ・概要

「都市にはラーメンを食べて死ぬ自由があり、瞑想するための場所がある。」
ラーメンとは獣の世界との接続である。
そこには欲望を直接的に満たすために存在する事物との具体的なコミュニケーションだけが存在する。
瞑想とは神の世界との接続である。
それは精神を研ぎ澄まし、抽象的なレベルで認識をアップデートする神聖な時間となる。
そしてこの二つの世界を往復することで、僕たちは人間を超える……。

ラーメン富士丸、しんぱち食堂、PARIYA AOYAMA、武蔵野アブラ學会、大船軒、CHATTY CHATTY、はま寿司、ひまわり、とん太、松石、野方ホープ――作者の愛する飲食店での食と思索の日々を描いた12の記録。笑えて、考えさせられて、そしてお腹が空く。小説のような、エッセイのような、そして批評のような一冊。

#1 ラーメン富士丸と『人間の条件』(前編)
#2 ラーメン富士丸と『人間の条件』(後編)
#3 しんぱち食堂と無位の真人
#4 PARIYA AOYAMA と『哀れなるものたち』
#5 武蔵野アブラ學会と『カワセミ都市トーキョー』
#6 大船軒と『「自然」という幻想』
#7 CHATTY CHATTY と『オッペンハイマー』
#8 はま寿司と〈無敵の人〉
#9 「ひまわり」とクックロビン音頭
#10 とん太と『作家の値うち』
#11 松石と『負けおじさんがキモすぎる!』
#12 野方ホープと「恐れと悲しみの中を生きる者」