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昼間のスターゲイザー 占いと心理学の対話

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著者

著:鏡リュウジ著:東畑開人

あらすじ・概要

占いと心理学は混ぜるな危険、でも親戚!?

「昼の空は、太陽の大きな光で明るいから、星々の小さな光は普通は見えません。しかし、本当のところ、星は宇宙の向こうで変わらずにまたたいています。占いと心理学は同じように見えないものを見ることに関わっているから、僕らは古今東西、縦横無尽にスターゲイズすることについてお喋りしたわけです。」
(本書『はやくはじめたいまえがき』東畑開人著 より抜粋)

★★早くも騒然!!★★
■宮部みゆきさん
占いとカウンセリングは、大昔、「人がよりよく生きたいと願って求めるもの」の広大な星間宇宙のほぼ同じ場所で誕生した。以来、それぞれが恒星へと育ってゆくうちに少しずつ離れていって、今では地上から仰げば隣り合っているように見えるけれど、観測すれば何光年も離れていることがわかる――という「近さ」にある。本書のページを開き、それぞれの星のエキスパートであるお二人の楽しいお喋りに触れると、私たちはより一層確かに、二つの星の距離と、その輝きとぬくもりを知ることができる。

■千葉雅也さん
そうしたいからそうした、というだけでない「他の要因」を社会はあまり認めたがらない。そこには自己責任論がある。だが、人間には、意志もあるが、何かに動かされている面もある。心理学はそれを「無意識」と呼んだ。そして古来、それを「星の配置」として見る占星術があった。

■石井ゆかりさん
いちばん新しくて、いちばん基本的。とにかくおすすめです、ぜひ。

古代の鳥占いや肝臓占い、占星術からユング、夢分析まで語り尽くす――。
才気と笑いと、そして親愛に満ちた異色の対談本が誕生!

目次
はやくはじめたいまえがき ――星と心
打ち合わせ 昼と夜のあいだで
鏡さんは「東京のお兄さん」
「星がさせている」状態
心理学と占いに共通するもの
運命の最中で勇気が出る
昼間の星を見ようとすること
人生には占いの時間も流れている
コラム1/対話の合間に「占い」って何?
一回目の対話 占いがはじまるとき
前編 起源をさかのぼる
鳥占いと肝臓占い――カオスをコスモスに変える「テンプレ化」
占星術――世界を縮約するということ
ツノが一本の羊を占い師と哲学者はどう見たか
占いの分類と夢を見ることの意味
弱い宿命論と勇気の占星術
後編 子どもは遊び、大人は尋ねる
「自分」がわかりはじめる頃
遊びと占いの間
占いを遊ぶための二重意識
大人が占いに行くとき
占いの館と「新宿の母」
背中を押してもらえること
占いには占い師の価値観が表れる
コラム2/対話の合間に 心理学と霊の奇妙な関係
二回目の対話 占いの技術
前編 夢を戸締まりする技術
「占いって学べるんですか?」
タロットを一万回切る
占いが当たると楽しくなる
アーキタイプと舞台装置
カウンセラーは地味な服装を選ぶ
開いた心の扉をどう閉じるか
後編 物語を開花させる技術
カードが手元にあると引いてしまう
ケルト十字スプレッドの由来
東畑さんをタロットで占う
自生性でカードに反応する
カウンセリングの投影同一化
逆位置を取るかどうか
心にインパクトが残る占い
霊感とはなんなのか
コラム3/対話の合間に 他者の心を動かす――転移と投影同一化
三回目の対話 象徴の世界にもぐる
前編 星の詠み方
「連想の雲」型と、「存在の大いなる連鎖」型
象徴に対する信頼
ホロスコープの基礎知識
夜空に心を投影する
無理ゲー的深読みと文学の力
システムがあることの価値
直感性とビジョン
後編 霊媒と審神者
マテリアルと解釈
魔法学校の通信教育
人生と象徴を結び付ける
リズ・グリーン『占星学』
現実の出来事を神話として見る
霊媒タイプと審神者タイプ
大喜利的な占いの面白さ
深い解釈、大喜利、ベタ
東畑さんのホロスコープ
コラム4/対話の合間に ユングと占い
四回目の対話 良い占い、悪い占い
前編 救世主か、詐欺師か?
「野生」の書店
トワイライトで文化が発展する
文体が心の質感を伝える
占い師のような政治学者
傷ついた治療者
占い師と自己愛
分を知って卑下しすぎない
just astrology
後編 偶然を生きる勇気
恋愛の占い
気を紛らわして不安と付き合う
死者と交信する
鏡さんのネクロマンシー
AIと悩み相談
良い占いとは何か
トワイライトにいる
二十一世紀に占いを生きること
終わりたくないあとがき