集英社文庫
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2008年1月18日発売
713円(税込)
文庫判/424ページ
ISBN:978-4-08-746255-5
2018年7月6日発売
※書店により取り扱いがない場合がございます。
著:池永陽
健司の通う小学校に、東京から美しい先生が赴任してくる。昔の恋人を引きずる彼女に健司は心を奪われて――(「ゆらゆら橋」)。中学に入った健司は結核の少女に恋をした。だが彼女は感染を心配し、近づかせてくれない。やがて容態が急変し…(「林檎色の血」)。大人の女性への憧れ、身を焦がす嫉妬、そして永遠の別れ。少年期から熟年期まで、ひとりの男性が人生で出会った切ない恋を描く連作短編集。
第一話 ゆらゆら橋第二話 林檎色の血第三話 錆びついた自転車第四話 空っぽの愛第五話 『卒業』第六話 余分なめぐり逢い第七話 包帯に巻かれた疼き第八話 戻り橋