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集英社文庫
いわずにおれない
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あらすじ・概要
小さな体でキビキビと一心不乱に働いているアリが、いのちのかたまりのように見える。いのちの不思議さ、まぶしさ、激しさを感じる。植物も動物も鳥も虫も魚も、アメーバでさえ、個性があるといわれることに気づいたら、自分が人間本位のエゴのかたまりに思えて、いわずにおれなくなった――。童謡「ぞうさん」でおなじみの詩人、まど・みちお。自分を震えさせるものがあれば、詩は生まれてくるという含羞の人がいのちの輝きを語りかける、詩&エッセイ集。
第一章 ぼくがボクでいられる喜び
第二章 一匹のアリ、一輪のタンポポにも個性がある
第三章 身近にある物たちも、いのちのお母さん
第四章 宇宙の永遠の中、みんな「今ここ」を生きている
第五章 言葉で遊ぶと心が自由になる
第六章 体って不思議。老いだって面白い
第七章 生かされていることに感謝