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集英社新書
浅利慶太 劇団四季を率いた男の栄光と修羅
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あらすじ・概要
劇団四季を率い、日本を代表する演劇プロデューサーだった浅利慶太(一九三三~二〇一八年)。浅利は「演出家」の範疇を超え、ある時期には反体制の、また八〇年代以降においては国策に沿った文化的なキーパーソンとなり、ある種の「政商」としての存在感も示した。『ウェストサイド物語』『ジーザス・クライスト=スーパースター』『コーラスライン』『キャッツ』など、演劇界やミュージカル界を発展させた劇団四季主要作品の分析とともに、ショー・ビジネスの頂点に立った浅利がたどった劇的な軌跡を戦後日本の精神史の中で描く一冊。
序章 〈冒険の自由〉のゆくえ
第一章 浅利慶太の起源
第二章 「既成劇壇」の神話と浅利慶太の視野
第三章 日生劇場と『ウェストサイド物語』
第四章 「キャッツ」大ヒット/新国立劇場開設事業
第五章 「二国」撤退 ショー・ビジネスの頂点へ
第六章 前人未到の成功と〈悲劇〉
浅利慶太略年譜