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代表制民主主義はなぜ失敗したのか

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著者

著:藤井達夫

あらすじ・概要

「ウンザリするポピュリズムに淫した民主主義より、能力主義的選抜を勝ち抜いた政治エリートの政治(中国!)の方がマシだ……。
この「誘惑」に抗う術はあるか。
実に困難な課題に本書は果敢に挑戦する」――宮台真司氏、推薦!
世界中をポピュリズムが席捲する中、わたしたちの民主主義はどこへ向かうのか。
人々は政党や議会には期待せず、時に自らの自由の制限もいとわずにトップの強いリーダーシップを望むようになった。
著者は古典から最先端の政治理論まで駆使し、選挙と政党を基盤にした「代表制」と民主主義とはイコールではないこと、現在の社会は「代表制」が機能するための条件を完全に失ってしまったことを明らかにし、一方で、中国統治モデルの可能性と限界も検討する。
民主主義を再生させるヒントはここにある。

はじめに
第一章 民主主義諸国における社会の私物化
第二章 民主主義諸国における政治の私物化とその先
第三章 民主主義とは何か――古代と近代――
第四章 代表制度とは何か
第五章 行き詰まる代表制度とポピュリズム
第六章 代表制度の改革
おわりに
主な参考文献