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集英社新書
陸海軍戦史に学ぶ 負ける組織と日本人
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あらすじ・概要
日本は世界の上位に入る軍事大国といわれる。しかしそれは、軍事予算、装備の質と量を意味するだけで、本当の軍事力をさすものではない。組織としての危機管理能力、指揮系統の柔軟性と迅速性がなければ、ただの張子の虎である。本書は戦前の陸軍、海軍の作戦行動の欠点を組織論という観点から明らかにし、今日につづく集団としての日本と日本人の問題点を探っていく。指揮官不在の国、日本の集団組織はなぜ歴史を生かせない!? ただの戦史の本ではない!
はじめに
第一章 戦争に求められる季節感
第二章 社会階層を否定した軍隊
第三章 戦う集団にあるべき人事
第四章 誤解された「経済」の観念
第五章 際限なき戦線の拡大
第六章 情報で負けたという神話
第七章 陸海軍の統合ができない風土
参考文献