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物理学者のすごい思考法

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著者

著者:橋本 幸士

あらすじ・概要

『シン・ウルトラマン』をはじめ、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』、『GODZILLA 星を喰う者』など、多くのSF映画に関わってきた理論物理学者によるエッセイ集。

一貫したテーマは、<物理学者の頭の中は、一体どうなっているの?>ということ。

物理学者は研究だけでなく、日常生活でも独自の視点でものごとを考える。著者の「物理学的思考法」の矛先は、日々の身近な問題へと向けられた。
通勤やスーパーマーケットでの最適ルート。ギョーザの適切な作り方、エスカレーターの安全性、調理可能な料理の数……。
超ひも理論、素粒子論という物理学の最先端を研究する著者は、何を考えて学者になったのか? レゴを愛し、迷路づくりに勤しむ少年時代。数学の才能の無さに絶望し、物理学の面白さに開眼した大学時代。思考に集中すると他のことが目に入らず、奇人扱いされる研究者人生……。
広大な宇宙から極小の素粒子までを研究対象とする学者の発想は、日常をまさに異次元のものにしてしまう。
面白く読み進めながら物理学の本質に迫る、スーパー科学エッセイ。

【目次】
第1章 物理学者の頭の中
エスカレーター問題の解/無限の可能性
経路積分と徒歩通勤/スーパーマーケットの攻略
時間は2次元?/ギョーザの定理 ほか

第2章 物理学者のつくり方
数学は数学ではなかった/レゴと素粒子物理
迷路を描き続ける/シャーロック・ホームズ
鉄道から宇宙へ/別人格の自分に出会う ほか

第3章 物理学者の変な生態
奇人変人の集合体/理学部語
歩数計を欺く/踊る数式
ニンニクの微分/研究という名の麻薬 ほか

【著者略歴】
物理学者。京都大学大学院理学研究科教授。1973年生まれ、大阪育ち。専門は素粒子論(弦理論)。京都大学で理学博士を修得後、カリフォルニア大学サンタバーバラ校理論物理学研究所研究員、東京大学助教授、理化学研究所准主任研究員などを歴任。2012年より大阪大学教授、2021年より現職。著書に『超ひも理論をパパに習ってみた』『「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた』(共に講談社サイエンティフィク)など。