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インターナショナル新書
ファシズムの正体
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あらすじ・概要
静かに忍び寄る21世紀のファシズム。
グローバル資本主義の暴走の先にファシズムが待つ!
世界各国でファシズムの足音が響き始めている。国民を一つに束ねるファシズムが社会の不安定化を機に台頭してくるのは、近代以降の歴史で何度も繰り返されてきたことだ。その流れに抗うためには「ファシズムの論理」を正確に理解する必要がある。
しかし、日本ではムッソリーニのファシズムとヒトラーのナチズム、そして戦前日本の軍国主義が同一視され、その違いが理解されていない。佐藤優がファシズムの本質と、その先にある危険を解説する。
(目次より抜粋)
序章:なぜ、いまファシズムを学ぶ必要があるのか
第一章:ファシズム前史のイタリアとムッソリーニ
第二章:ファシズム独裁の誕生と死
第三章:ファシズムの内在的論理
第四章:ファシズムを用意した「生の哲学」
第五章:テクノロジーとしてのファシズム
第六章:日本でファシズムは可能か
【著者略歴】
佐藤 優(さとう まさる)
作家、元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。1985年、同志社大学大学院神学科修了後、外務省入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館勤務後、本省国際情報局分析第一課において主任分析官として活躍。『国家の罠』(新潮文庫)で、毎日出版文化賞特別賞受賞。『自壊する帝国』(新潮文庫)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。その他、『「知」の読書術』(集英社インターナショナル)、『世界史の極意』(NHK出版新書)、『牙を研げ』(講談社現代新書)など著書多数。