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パリ―東京今日、今を生きる美しい人 島田順子

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著者

著者:島田 順子

あらすじ・概要

パリを拠点にファッションデザイナーとして活躍する島田順子さん。
本書は、島田さん自身が半生を、いつもの暮らしを、今を、そしてこれからを長時間のインタビューを通して語り尽くした一冊。
数々の写真とともに、チャーミングでひたむきに生きる、島田順子というひとりの女性の魅力を紹介する。

推薦! 阿川佐和子氏
「なんとゴージャスで、なんとさりげないのだろう。洗練された野生馬のごとき島田さんの毎日は、喜びと愛おしさに溢れている」

 現在、パリには仕事場のモンマルトル、休日を過ごすブーロンマーロット村とふたつの家を所有、日本に戻れば、東京の家から館山の別荘にも足を伸ばす。
その4カ所すべてが島田さん独自の美意識で貫かれたたたずまいを見せる。
「いつも、自分が美しいと思うもの、好きなものに囲まれて暮らしていたいのです」その言葉通り、自身のファッションやインテリアへのこだわりは言わずもがな、
花の飾り方、日々の食卓のあしらい、食材の収納、生活用品のセレクトにいたるまで「島田順子テイスト」が行き渡る。

著者略歴
1941年千葉県館山生まれ。杉野学園ドレスメーカー女学院デザイナー科卒業。'66年渡仏。
70年デザイナー集団「マフィア」入社。'75年「キャシャレル」に入社後、チーフデザイナーとして活躍。
'81年パリに「JUNKO SHIMADA DESIGN STUDIO」設立。初コレクション「JUNKO SHIMADA」をパリで発表。
東京コレクションでは「49AV.JUNKO SHIMADA」を発表。
'86年東京に「JUNKO SHIMADA INTERNATIONAL」設立。
'96年日本ファッションエディターズクラブデザイナー賞(FEC賞)を受賞。
’12年フランス芸術文化勲章シュヴァリエ授与。'19年11月館山市名誉市民賞受賞予定。

第一章 「人をもてなす」
ブーロンマーロットや東京の家で催される気の置けない友との食事風景。自ら「私のは“心料理”とでも言いたいの。今これをあなたと分かち合いたいのよ、そんな一心で作るから。美味しいものを食べておしゃべりする。そんな時間がいちばんのしあわせ」
第二章 「心を贈る」
たとえば、親しい方にお香典を送る。そんなとき島田さんはバカラの真っ赤なハート型のペーパーウェイトを添える。持ち重りのするクリスタルのハートは悲しみに沈む心を癒やし、深い赤は「元気を出して」と励ます島田さんの心を伝える。贈り物に心を込める術を島田さんは教えてくれる。
第三章 「過去・現在・未来」
少女時代の「好きなものへのこだわり」からパリでの暮らし、ファッションデザイナーとしてのキャリアを確立するまで。「パリに渡って本当に良かった。自立して自分の足で生きる術を見つけ出せたもの」
第四章 「日々を楽しむ」
もちまえの直感と自分にとって心地良いかどうか、を基準に生きる
順子さん。そのスピリットは日々の暮らしから食事、友人とのつきあい、
物の選び方にまで投影されている。順子さんらしい人生訓の数々。