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イスラーム国
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あらすじ・概要
「『イスラーム国』メンバーへの綿密な取材に基づいた本書は、混迷の極にある中東を知るための必読書である。」- 内藤正典氏(同志社大学教授)、絶賛!
著者は、アルカーイダのビンラーディンへの単独インタビューでも知られるアラブ人ジャーナリスト。
西側が知らないイスラーム教とイスラーム社会に誰よりも精通した氏の、緻密かつ客観的取材、そして冷静な分析により、「21世紀最大の脅威」のすべてがついに明らかになる!
第1章 イスラーム国の構造と構成員
第2章 アブー・バクル・バグダーディーへの道
第3章 イラクのルーツ
第4章 シリアのイスラーム国-その背景
第5章 パワーの源泉-ワッハーブ主義、サウディアラビア、アメリカとイスラーム国
第6章 野蛮さという戦略
第7章 イスラーム国の外国人戦闘員
第8章 反アルカーイダとしてのイスラーム国-敵対する兄弟
第9章 野蛮さをあえて宣伝することの意味
第10章 西欧とイスラーム-危険なゲーム
第11章 イスラーム国の未来
本書の最後で、氏は、日本を含めた世界に向けて、こう警告する。
「最も恐ろしいシナリオは、
イスラーム国が化学兵器を所有することである。彼らに使用を思いとどまらせる理由はない。」
いま、この「国」と「イスラーム」を正しく理解しなければ、もはやわれわれ日本も日本人も生き延びる道は、ない。