書誌情報
集英社文庫(日本)
花と舞と 一人静
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あらすじ・概要
芸の道も、恋の道も。どちらも手放したりしない、絶対に──。
義経への一途な想い。正妻・郷との邂逅。襲いくる無慈悲な運命……。
切なくも美しい、静御前の生涯 いきなり文庫!
「芸の道か恋の道、どちらかしか選べない」そう語る母に反発心を抱く日の本一の白拍子・静。後見人・桜町中納言への淡い想いや、何かが足りない己の舞に悩む日々の中で、運命の相手、源義経に出会う。それは、一途で激しい恋の始まりだった。時代の波に翻弄されながらも、静はいつしか義経のためだけに舞いたいと願うようになり……。舞と恋を胸に、己の足で立ち上がる静御前を描く傑作時代長編。