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「非モテ」からはじめる男性学

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著者

著者:西井 開

あらすじ・概要

恋人がいない、女性から好意を向けられない等の苦悩は、「非モテ」という言葉によって90年代後半からネットを賑わせてきた。
現在も「非モテ」問題は多くの男性の心を捉えて離さない。
しかし、本当に「非モテ」男性はモテないから苦しいのだろうか?
男性性が内包する問題について研究し、当事者の語り合いグループを立ち上げた著者が、男性が「非モテ」という苦悩を抱くまでの過程や内実を掘り下げ、問題の背景や構造を解き明かす。
そして「非モテ」の苦悩から抜け出すための実践まで男性学の視点から提示していく。
「“キモい”“弱い”“ダサい” 暴力的に片づけられがちな問題を豊かな言葉で掘り返す男性研究の書」――桃山商事・清田隆之氏、推薦!

◆目次◆
第1章 「非モテ」とは何か
第2章 「ぼくらの非モテ研究会」
第3章 追い詰められる非モテ・自分を追い詰める非モテ
第4章 女神への執着と非モテ
第5章 非モテから離れる実践
第6章 非モテの苦悩の正体を考える
第7章 つながりだした非モテ
終章 隣り合って「男」を探求するということ

◆著者略歴◆
西井 開(にしい・かい)
1989年大阪府生まれ。神戸大学発達科学部卒業後、会社員、NPO職員、無職期間を経て、立命館大学人間科学研究科博士後期課程。日本学術振興会特別研究員。臨床心理士。公認心理師。専攻は臨床社会学、男性・マジョリティ研究。
モテないことに悩む男性たちの語り合いグループ「ぼくらの非モテ研究会」発起人、男性の語り合う場をつくる任意団体「Re-Design For Men」代表。共著に『モテないけど生きてます-苦悩する男たちの当事者研究』(青弓社)がある。