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集英社オレンジ文庫

たとえば君が虚像の世界

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著者

著者:くらゆい あゆ装画:けーしん

あらすじ・概要

高一の栗原星莉(せり)は、幼なじみの杉崎颯河にひそかに想いを寄せていた。
みんなに人気のある颯河に対し、星莉はごく普通の目立たない女子。
彼女になりたいなんて気持ちはぐっと押し殺して、颯河と登校できる偶然に喜ぶ日々だった。
しかしそんなある日、星莉は自分の机の上に広げられたノートに、ある書き殴りがされているのを見つける。
「警告 十六歳 高一の栗原セリへ。杉崎リューガを好きでいるのをやめて。あいつはさいてーさいあくの男。
 私は未来のセリです。時間がなくて理由まで書けない、でも私を信じて杉崎から離れて」
「セリは高二の時に杉崎への想いがあふれて告白をする」
「でもそれをするとジゴクが待ってるよ」
衝撃的な内容が信じられないでいた星莉だったが、
そのノートに予告された事件が現実化するにつれ真実味が増してきて、星莉は颯河から離れる決心をするのだが・・・!?