書誌情報

集英社インターナショナル

光速・時空・生命 秒速30万キロから見た世界(インターナショナル新書)

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著者

著:橋元淳一郎

あらすじ・概要

相対論は時間と空間が不確かであることを明らかにし、両者を分断する世界の最高速度が秒速30万キロの光速「c」であることを示した。有名な数式「E=m×cの2乗」は、「エネルギーは質量×光速の2乗と等しい」ことを意味しており、ここで両者を結びつけているのは光速である。このように、光速は世界のそこかしこに潜んでいる。光速を超えることはできるのか? 時間の流れは逆行できないのか? 超光速粒子タキオンやウラシマ効果などSF感覚を交えながら、時間と空間、宇宙の成り立ち、科学と哲学の接点、さらには生命進化への影響にいたるまで、光速に関わる多彩な話題を考察していく。

第1章 光速の壁
第2章 タキオンの世界
第3章 ウラシマ効果の謎を解く
第4章 一般相対論は時間について何を語るのか
第5章 ゼノンのパラドックス
第6章 記憶が「動き」を創る
第7章 世界は「関係」でできている
第8章 今さら? 生命とエントロピー
第9章 百兆年の旅路