書誌情報

集英社インターナショナル

戦国、まずい飯!(インターナショナル新書)

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著者

著:黒澤はゆま

あらすじ・概要

あの時、あの武将はいったい何を食べていた? 薄味を供した料理人を殺せと命じた信長、糠(ぬか)味噌汁を残して叱られた井伊直政、逃避行中に雑草を食べた真田信之、生米は水に浸してから食べよと心づかいする家康……。歴史小説家である著者が、さまざまな文献から戦国の食にまつわる面白いエピソードを紹介。さらに文献に登場する料理を再現し、実食する。果たしてその味は……。どれだけまずいのか!? 食を通して、当時の暮らしぶりを知り、戦国の世と先人たちに思いを馳せる。

はじめに
第一章 赤米 稲米として最悪のもの?
第二章 糠味噌汁 醤油は贅沢? 叱られた井伊直政
第三章 芋がら縄 戦国時代のインスタントスープ
第四章 干し飯 最重要の保存食を腐らせた武将とは?
第五章 スギナ はなはだ食べづらきもの 真田信之の述懐
第六章 粕取焼酎 ツボいっぱいに詰めてくれ! 真田信繁の好物
第七章 牛肉 宣教師の陰謀か? みんな虜の牛肉料理
第八章 ほうとう 戦国時代の麺食の実態とは?
第九章 味噌 行軍中にできる謎の味噌の正体を追う
あとがき
参考文献
参考論文