書誌情報
集英社インターナショナル
この家で死にたいと母は言った 親を自宅で看取るということ(集英社インターナショナル)
著者
あらすじ・概要
大切な人をどう送るか? しあわせな最期とは? 在宅死を選んだ母と息子の、やさしくてあたたかい別れの記録。ある日、実家でひとり暮らす91歳の母にステージ4のがん宣告。「まあまあ元気」と思っていた母の命のカウントダウンが突然始まった。「自分の家がいいんよ…」。遠慮がちにつぶやく母。在宅医療? 緩和ケア? 介護保険制度? 知識のない息子は「いっぱいいっぱい」になりつつも訪問看護師、ホスピス医、ヘルパーの力を借り、家族や友人を巻き込んで母に寄り添い続ける。
はじめに
なるべく若い子の邪魔せんように
理想の死って?
母はなぜ長生きだったか
「いっぱいいっぱい」だった私
一、今さら怖いもんなんかあるかいな
なんかできもんが
死刑宣告を受けに来たんよ
耳下腺腫瘍
歯科医師の友に訊く
積極的治療か否か
実家に足繁く
寝てられへんねん
地元の友だち
ターミナルケア
すーすー眠れたわ
百日紅も紅梅も
二、訪問看護師、小森さんと
自分の家がいいんよ
まさに天使
ついに要介護認定申請へ
底冷えの滋賀
停電事件
こうしちゃおれん
「暮らし」を続けたい
訪問看護を依頼
大事なもの、壊れる
私より先に死ぬんちゃうかな?
訪問看護、始まる
まだ死なはらへんわ
三、ひいちゃんの青春
ひなまつりに
愛された一人娘
お父さんに会いたいなあ
母のボツ原稿
恋、結婚、新しい暮らし
四、二〇二三年。別れの年
今年の決意
何事もなかりし如く
人生会議
ヴォーリズ記念病院へ
ホスピス体験入院
しんどかったし、来てよかった
ボケたかもしれへん
猛スピードで母は
五、ホスピスを出て
そちらに住むことにしたら?
うなぎが食べたい
100から7ずつ引く
みんな夢の中
できないことが増えていく
人を招く
楽しい分だけさびしくなる
家の力
もう死んだみたいに
スーパーブルームーンの夜
六、ラスト一〇日間で起こったこと
いざよひの月は
せん妄?
疲れている私
入院いやや
柿の木に縄かけて
こちらこそありがとう
面会謝絶にして
遺書書くわ
PCAポンプ
鎮痛と鎮静
一分間の呼吸回数
大切な人を何もせずに見ておく力
喘鳴始まる
やっちゃん きて たすけて
いやや、洗う
ねむれねむれ
澤田久子死す
亡くなる約二ヶ月前、入院中の母に宛てた手紙
特別寄稿・本当によかったね。本上まなみ
おわりに
