書誌情報

集英社インターナショナル

夜明けを待つ(集英社インターナショナル)

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著者

著:佐々涼子

あらすじ・概要

病、家族、看取り、移民、宗教……。小さき声に寄り添うことで、大きなものが浮かび上がってくる。『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』『エンド・オブ・ライフ』『ボーダー 移民と難民』……。生と死の境を見つめ続け、読む者の心を揺さぶる数々のノンフィクション作品の原点は、佐々涼子の人生そのものにあった。ここ10年間に書き溜めてきたエッセイとルポルタージュから厳選した著者初の作品集。

第1章 エッセイ
「死」が教えてくれること
夜明けのタクシー
体はぜんぶ知っている
世界の外側
今宵は空の旅を
命は形を変えて
この世の通路
アカレンジャー
諦念のあと
献身
背中の形
幸福への意思
実習生の家
もう待たなくていい
ダイエット
弔いの効用
ハノイの女たち
未来は未定
いつもの美容師さん
夜明けを待つ
痛みの戒め
柿の色
冬眠
ひろちゃん
和製フォレスト・ガンプ
片方のてぶくろたち
トンネルの中
スーツケース
梅酒
ばあばの手作り餃子
縁は異なもの
晴れ女
第2章 ルポルタージュ
ダブルリミテッド1 サバイバル・ジャパニーズ
ダブルリミテッド2 看取りのことば
ダブルリミテッド3 移動する子どもたち
ダブルリミテッド4 言葉は単なる道具ではない
会えない旅
禅はひとつ先の未来を予言するか
悟らない
オウム以外の人々
遅効性のくすり
あとがき