あらすじ・概要

2億円のクルーザー売買は詐欺だった。釣具屋社長・栗尾とブローカー・浦切は金を持って消えた。栗尾の故郷では手がかりなし。次に灰原は海事代理士の落振（おちぶれ）を訪ねる。風貌はさえないが、落振は敏腕だった。船の所有者・金箔は新興宗教の教祖で、この詐欺にからんでいるに違いないとにらむ…。

カバー　1
目次　4
234発目　灰原，甘えとったらアカンど　5
235発目　灰原はん，このまま逃げたいでっか　21
236発目　僕にも街金のプライドがあります　37
237発目　一筋の光明を見出せ！　53
238発目　なんちゅう，へこたれなさや　69
239発目　これは僕の作戦なんだ　85
240発目　これが灰原の本性か　101
241発目　灰原はん，どっちに賭けますんや　117
242発目　マトモなのか，イカレとるのか　133
243発目　浦切のことなら，ワシに任せんかい　149
244発目　あいつら，ワシの金ヅルや　165
245発目　貧乏神がゼニつかんだ　181
246発目　これ以上しゃべらんど　197
247発目　ゼニなんて，いかがわしいもんや　213
奥付　229