書誌情報
集英社ノンフィクション
いつも鏡を見てる
著者
あらすじ・概要
「極端に言ったらさ、フロントガラスの向こうに日本が見えてるんだと俺は思うよ」(本文より)物語の時代は昭和、平成、令和。舞台は京都、大分、東京。オイルショック、バブルの熱狂と崩壊、聖域なき構造改革、リーマンショック、そして、新型コロナウイルス……。常に時代を乗せて、時代に翻弄されて、走り続けるタクシードライバーたちが、あるタクシー会社で交差する。彼らが背負ってきたものとは? そして運転席から見つめてきた日本とは? タクシードライバーの職務経験を持つ著者が、様々な背景を持つ多くのドライバーたちの人生を徹底取材して描く、ドラマティック・ノンフィクション!
東京 二〇一九年
一章 オイルショックと京都の恋(京都 一九七三年~一九七四年)
二章 バブルの熱狂と崩壊(東京 一九八八年~二〇〇五年)
三章 農協と減反と聖域なき構造改革(大分・東京 一九八一年~二〇〇七年)
四章 リーマンショックと五人の交差点(東京 二〇一〇年~二〇一三年)
東京 二〇一九年
追章 新型コロナウイルスと五輪延期(東京 二〇二〇年)
あとがき
