書誌情報
集英社文芸単行本
ムサシ
著者
あらすじ・概要
武蔵と小次郎、ふたたび相まみえる! 「巌流島の決闘」から6年。じつは生きていた佐々木小次郎が、宮本武蔵に再び果たし状をたたきつけた。二大剣客の因縁の対決の結末は? はたして人間は憎しみと報復の連鎖を断ち切ることができるのか――。笑いと感動の中に、9.11以降、21世紀の世界が抱える普遍的な問題を浮き上がらせる、井上ひさし晩年の傑作。蜷川幸雄演出で、ロンドン、ニューヨークなど世界各地で上演され大きな反響を呼んだ名舞台が電子版戯曲で蘇る。
第一幕 一 舟島の決闘
二 蝉(第一日・早朝)
三 蛸(第一日・夜)
四 狸(第二日・未明)
第二幕 五 刃(第二日・たそがれどき)
六 鏡(第三日・夜、しかしまだ若い)
七 仏(第三日・真夜中)
