書誌情報

集英社文庫

精霊たちの迷宮 上

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あらすじ・概要

「忘れられた本の墓場」の四つの入り口、その最後のとびらがついに開いた――1959年、マドリード。捜査員のアリシアは、ある日突然失踪した大臣バルスの捜索依頼を受け、彼の私邸を訪れた。そこで引き出しに隠された一冊の本を発見する。『精霊たちの迷宮』――関わる者はみな不幸な運命を辿るというその本を手がかりに、アリシアは作家の過去に隠されたある悲劇と巨大な陰謀へと迫っていく。

ダニエルの本
ディエス・イラエ ――怒りの日―― バルセロナ 一九三八年三月
仮面舞踏会 マドリード 一九五九年
キリエ ――主よ、憐れみたまえ―― マドリード 一九五九年十二月
鏡の都市 バルセロナ 一九五九年十二月