書誌情報

集英社文庫

見知らぬ人へ

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著者

著:瀬戸内晴美

あらすじ・概要

「私は命を刻んで書きつづけるしか能がない…書きながら何かを少しづつ手さぐりで発見してゆくのだろう」。阿波徳島での出生から、女としての新しい生き方を求めた悪戦苦闘の時代、そして作家として自立するまで。情熱にすべてをかけて切り抜いた半生を振りかえり、見知らぬあなたに語りかける自伝的エッセイ。

白い手袋の記憶――エッセイふうに
I(道

故里と酒
幻の大阪
はらから
阿波路のお遍路
母ときもの
やまもも
名前雑感
港のある街
わたしの母校
ふたりの恩師
三種の妙技
ふるさと雑感
迷信と私
わが若き日
ふるさとのひな祭り
ふるさとの初日)
II(女優になりそこねた話
春寧
わかれ
春の夜
タンスを洗う
女の友情
私の処女作『痛い靴』
処女作のころ
幻影なき青春
流れのほとり
捨てる
ふろ
七色のバラ
時計
みれん
見知らぬ人へ)
III(旅路
水上雑感
少女
土と少女
ふるさと
職人の血
菜の花
正月の旅
作家の日記
尼寺の雛
引越し病い
旅愁
辞書にも表情が出る
酒中日記――酒びたり好日
カメラのエロティシズム
無題
私の後悔
食べる
手相みてあげましょうか
ただひとつの道)