書誌情報
集英社文庫
ネガティヴ
著者
あらすじ・概要
妻に不倫の恋をさせ、それを材料に、同時進行で作品を書こうともくろんだ流行作家。この「仕組まれた恋」を発端に、不気味な連続殺人がはじまった……。いつのまにか現実と物語との境界がうすれ、この世の裏側(ネガティヴ)の世界が現実にまぎれこんでくる――底知れない怖さを描く、異色のサスペンス長篇!
プロローグ
1 人波の間に
2 電話
3 雨の午後
4 充たされない者
5 死体
6 眼前の人影
7 見知らぬ人
8 誘惑の階段
9 身許
10 偶然の問題
11 クローゼット
12 香子と黒木
13 傷
14 宿敵
15 炎の中に
16 妻と恋人
17 災難
18 原稿
19 銃弾
20 誘い
21 決意
22 死の連鎖
23 混乱
24 高鳴る胸
25 二人
26 闇の中の他人
27 ノック
28 孤独に帰る
エピローグ
