書誌情報

集英社文庫

月とよしきり

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著者

著:津本陽

あらすじ・概要

天保八年。北辰一刀流玄武館で師範代を務める平手造酒は、師・千葉周作の命により、廻国修業に出た。油断により友を死なせ、道場を破門された。つまずき始めた造酒は、他流試合で破った水戸藩士の恨みを買い、祝言を挙げた藤が殺される。その後に妻としたおいとにも死なれ、自暴自棄になって酒におぼれていった。『天保水滸伝』で有名な伝説の剣豪、不運に見舞われ続けた、その知られざる半生。

供養旅
はぐれ凧
つむじ風
横笛
真剣勝負
転がる石
遊侠たち
浮世の風
廻り灯籠
春の鶯
狂い獅子
月と修羅
乾いた心
はぐれ狼
干潟の安五郎
後の雁
日照雨
死にたい男

造酒の最期