集英社文庫
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2008年11月20日発売
838円(税込)
文庫判/448ページ
ISBN:978-4-08-746370-5
2018年9月7日発売
著:津本陽
天保八年。北辰一刀流玄武館で師範代を務める平手造酒は、師・千葉周作の命により、廻国修業に出た。油断により友を死なせ、道場を破門された。つまずき始めた造酒は、他流試合で破った水戸藩士の恨みを買い、祝言を挙げた藤が殺される。その後に妻としたおいとにも死なれ、自暴自棄になって酒におぼれていった。『天保水滸伝』で有名な伝説の剣豪、不運に見舞われ続けた、その知られざる半生。
供養旅はぐれ凧つむじ風横笛真剣勝負転がる石遊侠たち浮世の風廻り灯籠春の鶯狂い獅子月と修羅乾いた心はぐれ狼干潟の安五郎後の雁日照雨死にたい男蛇造酒の最期