あらすじ・概要

35歳の瑞子と23歳の千絵。何かと反目しあう二人が所属する第二販売部に、ロサンジェルスからきたエリート男性・冴木が配属された。いつの間にかお局さまと呼ばれている瑞子、自分より若い女子社員が入って焦り気味の千絵。それぞれの思惑を持って、冴木に近づくが……。一方の冴木も、何やらはっきりしない態度。誰もが感じる年齢の不安や、結婚や仕事に揺れる女心を語りつくす爽快恋愛小説。

１　千絵、二十三歳、ＯＬ、独身
２　瑞子、三十五歳、ＯＬ、独身
３　千絵、ディオールのブルーピンク
４　瑞子、サンローランのダークオレンジ
５　千絵、八杯目の水割り
６　瑞子、フルボトルワイン
７　千絵、ひとりのティールーム
８　瑞子、孤独なレストラン
９　ふたつのエピローグ