書誌情報

集英社文庫

師父の遺言

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著者

著:松井今朝子

あらすじ・概要

京都祇園の料理屋に育ち、歌舞伎役者と親戚で、幼い頃から芝居に親しんだ著者。早稲田大学で演劇を学ぶうち、稀代の演出家にして昭和の怪人、武智鉄二に出会う。やがて“跡継ぎ”と見込まれ、弟子として武智の演出助手を務めるようになるが……。毀誉褒貶ありながら鬼才として名を馳せた反骨の師が、全身全霊で教えてくれた人生の闘い方とは! 恋愛に似た師への想いと波乱の青春を描く自伝文学の傑作。

はじめに
一 複雑なお家の事情
二 里親との暮らし
三 常に他人がいる家
四 ミッションの学び
五 “オカセン”のこと
六 子供の目に残った芝居
七 インセンティブは歌右衛門
八 劇評家への道
九 政治の季節の終焉
十 演劇の季節
十一 学界とのご縁
十二 初めての出会い
十三 ショート・プロフィール その一 恵まれた出発点
十四 ショート・プロフィール その二 反権力・反権威主義の末路
十五 腐っても鯛
十六 銀座のお勤め
十七 オーストラリアに行ったらいい
十八 娯楽を商う会社
十九 フリーランスの道へ
二十 初めての脚本
二十一 憧れの人との対面
二十二 懐かしい人との対面
二十三 歌舞伎の台本書きの実態
二十四 木下順二の教え
二十五 演出修業開始
二十六 私が泣いた夜
二十七 芸術家のお手伝い
二十八 最後の対談相手
二十九 人生のピーク
三十 通り魔
三十一 別れの時
三十二 救いの手
三十三 託された者
註釈