書誌情報

集英社文庫

早雲立志伝

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著者

著:海道龍一朗

あらすじ・概要

応仁の大乱の余燼消えやらぬ室町期。弱冠21歳で駿河・今川家の家督争い仲裁に乗り込んだ伊勢新九郎盛時。彼こそがのちの伊勢早雲庵宗瑞その人である。管領職・細川政元の助力を得て内紛を収めた盛時は、公方の側近にまで登りつめる。だが政争に敗れ、駿河に下向。これにより波瀾の宿命は、彼を小田原城奪取、伊豆平定へと導いてゆく――「乱世の梟雄」と呼ばれた早雲像を覆す超絶怒涛の歴史巨編。

序 天虎
一 内訌
二 論陣
三 龍寶
四 三昧
五 転機
六 誅伐
七 興国
八 遊山
九 事変
十 坂東
十一 鬼神
十二 痛恨
十三 立志
後説 ~史実と虚構の恵方へ