書誌情報

集英社文庫

島へ免許を取りに行く

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著者

著:星野博美

あらすじ・概要

愛する猫をなくしたうえに、人間関係はズタズタ。いやな流れを断ち切りたい。日常に小さな風穴を開けたくて向かったのは、島の小さな自動車学校。そこは、山羊や犬やにわとりがいて、馬にも乗れる牧場のような学校だった! 人生の示唆に富む運転教習に悪戦苦闘しながらも過ごした数週間。人や動物や車とのふれ合いから見えてきた風景は? 読めば、新しい何かに挑戦したくなる名作エッセイ。

はじめに
オリンピックの呪い
第1章(それはにわとりですか?
自動車学校で馬に乗る??
いざ、五島へ)
第2章(新しい生活
初めて車を運転する
北九州のアニキ
運転適性検査
いよいよ馬に乗る
遠足)
第3章(世界が逆転する
不思議な教科書
五島で迷子になる
みきわめ
五島のママ
リハビリ)
第4章(車脳
逃避行
森島のおっちゃん
バイキングの巻
イメージトレーニング
寮長就任
挫折
天使が舞い降りた)
第5章(仮免
路上デビュー
五島の後藤さん
それは法律違反です
路上のプレゼント
Uターン)
第6章(五島は「出る」
それぞれの旅立ち
役に立たない地図
サザエさん
やっぱり五島は「出る」
旅の終わり)
第7章(免許取得
地獄篇
わかばともみじ
東京で迷子になる
さらばコロナ
それでも私は乗り続ける)
文庫版のためのあとがき
新しい風景