書誌情報

集英社文庫

大岡忠相 江戸の改革力 吉宗とその時代

埋め込みコード(HTML)

※このコードをコピーしてサイトに貼り付けてください

著者

著:童門冬二

あらすじ・概要

テレビドラマでおなじみの大岡越前こと、大岡忠相。第八代将軍吉宗の時代に江戸町奉行として江戸の改革に尽力した人物。江戸町奉行とは、今でいう東京都知事、警視総監、消防総監、東京地方裁判所の所長などの重要ポストが合わさった役職。忠相は、吉宗の享保の改革の重要な部分を担うことに。関東地方の農業振興、町火消しの設置など、お白州裁きだけでない、その知られざる偉業に迫る歴史評伝。

町奉行の前に普請奉行
江戸城の鬼から家と本をとりあげる
変化の道は一歩一歩
関東地方の農業振興も職務に
吉宗の求める高齢者公務員像
老中筆頭に水野忠之
ひらかれた江戸にしよう
町火消を創設
大岡裁きはじまる
頓智裁き集
老人病院の創設
身寄りのない老病人の苦しみ
町医者小川笙船の生きざま
親の心子知らず
汚職役人の処分
江戸の夜は檻の中
同心隠居の会をつくる
老人たちもふるい立つ
深刻な市民生活
重荷解決に老人のチエ
一隅を照らす人々
庭番は吉宗のCIA
御三家筆頭の吉宗批判
江戸がダメなら名古屋があるさ
ライバル老中の出現
持病に苦しむお奉行様
名医に教えられる江戸の実態
老中と町奉行の釣り談議
町奉行への登用は江戸の大火による
権力の液状化がはじまった
世論操作の黒幕は?
組織内の辻斬りには逆襲しよう
政策批判書を討議のテーマに
水野老中、吉宗を見限る
おおくは食わねえたったえちぜん
突然寺社奉行に
改めて特別任務を命ぜられる
官民プロジェクト・チームを編成
老後の健康管理法
最後のご奉公